それは、エドワードの唐突な一言だった。
相変わらず遠慮の欠片もなく、執務室に備え付けの来客用ソファにどっかりと座ったエドワードは、
出されたクッキーを綺麗に平らげると、おもむろにロイに問いかけた。
「なぁ。・・・俺ってあんたと昔どっかであったことなかった?」
ガリッ!!
問いかけられたロイは、聞いたエドワードが驚くほど派手にペンを滑らせる。
「お・・・おい、それ大事な書類じゃないのか?」
恒例のようにロイの執務机に積み上げられた書類ではあるが、その一つ一つがちゃんと意味をもっておかれているものであることは疑いようもない。
「・・・・・・・・・」
しかしペンを滑らせたままなに事かに耐えるように俯いたロイは、
しばらくすると何事もなかったかのようにおもむろに新しい書類を手にすると、再びペンを走らせ始めた。
「オイ」
不自然すぎるロイの行動に、応接用のソファから立ち上がったエドワードは、じわりとロイに詰め寄る。
「なんだそのあからさまに何かありましたっていうリアクションは」
「いや、何を言っているのかさっぱり分からないな鋼の」
爽やかに笑っていてもその笑みはどこかひきつっていて。
じっと見つめる琥珀から、ついと視線を背ける様はいつものロイらしくなく、疑えと言わんばかりだ。
猛禽類のような鋭い瞳は、雄弁に正直に話せと言っているが、これだけはロイにとって何とも死守したい秘密だった。
返す返すも、素直な反応を返してしまった先ほどの自分が恨めしい。
自分ならば平然と『何を言っているんだ?』と返すこともできたはずなのに。
あまりに脈絡のない質問に、思わず取り乱してしまった。
それほどにエドワードの質問はロイの意表をついたものだったのだ。
あれはずっと昔の、ロイが士官学校に入学したばかりの日のこと。
チャリティーという名の下、小さな村に派遣されたのがすべての始まりだった。
「・・・全くなんで俺がこんな事をしなければいけないんだ・・・」
澄み渡った青空には全くふさわしくない、どんよりとした様子のロイからはまるで呪詛のような文句が零れ続けていた。
取り敢えず目的地に向かってもくもくと足は動かしているものの、心は寮に戻りたい気持ちで一杯だ。
「なんだ、ロイ?まだ文句言ってるのかぁ?」
「これが言わずにいられるか!」
士官学校に入学したのは、いずれ自分もこの国の礎になりたいと高尚な思いからだったはずだ。
漸く寮生活にも慣れ、これから本格的に軍人としての勉強が始まると思われた矢先に、
子供たちと遊んで来いなどと命令が下るとは、出鼻を挫かれたのもいいところだ。
「全く何が哀しくて子供なんぞと戯れなければならないんだ!」
「子供なんぞってお前だって子供の時期があっただろうに・・・」
「うるさいぞ!ヒューズ!!俺は子供らしくない子供として有名だったんだ!」
「いやそこ威張るところじゃねーし・・・」
それって単に可愛くない子供だったってだけじゃあ・・・と突っ込むヒューズは、ぎろりと睨みつけられてもけろりとしたものだ。
「まぁまぁ、そんなにかりかりすんなよ。未来の俺たちの意思を継ぐかもしれない子供だぞ?一日ぐらい付き合ってやれよ」
「・・・なんでお前はそうあっさりと割り切れるんだ」
はっきり言って、子供と遊ぶなど時間の無駄としかロイは思えない。
「だいたい子供なんてすぐ泣くし、自己主張の塊だし・・・」
「ある意味お前と一緒だな。やだぁ、ロイちゃんてばもしかして同族嫌悪?」
「誰が子供と一緒・・・むぐっ」
あまりに失礼な事を言うヒューズにロイの雷が落ちるのを察して、とっさにヒューズはロイの口を塞ぐ。
「まぁまぁ、ほらもう村についたことだし、あんまり大きな声だすと、子供が驚くから、な?」
そう言われてしまえばロイは口を噤むしかない。
渋々頷けば、ヒューズはほっとしたようにロイの口から手を離す。
と、同時にヒューズは子供たちからいきなりの歓迎を受ける。
「おおー、やっぱり子供は元気だなぁ!」
村に入ったとたん駆け寄ってくる子供を抱き留めて、楽しそうにヒューズが呟く。
見慣れない大人たちではあるが、今日は一緒に遊んでもらえると聞かされている子供たちは、ロイたちの姿をみると一斉に駆け寄ってきたのだ。
「おじちゃん!今日は僕たちといっぱい遊んでくれるんでしょ?」
足にしがみつき、目をきらきらとさせて見上げてくる子供をヒューズは抱き抱えると苦笑を浮かべた。
「おいおい。こんな素敵なお兄ちゃんを捕まえて、おじちゃんはないだろう?」
「おじちゃん!おじちゃん!!」
わざとらしく困った顔を浮かべるヒューズは子供のツボに入ったらしく、子供はきゃっきゃと笑いながらおじちゃんと連呼している。
「こら!そんな悪い事言う子はお仕置きだぞ〜!」
怒ったような声を出したヒューズが子供の脇を抱えくるくと回すと、ますます子供は楽しそうな声をあげる。
「・・・というか、何おまえは普通に馴染んでるんだ・・・?」
手慣れたヒューズの子供のあやしかたに、すっかりと置いていかれたロイは呆然と呟く。
確かに最初から誰に対しても馴れ馴れしい男ではあったが、ここまで子供のあやし方が上手いとは夢にも思わなかった。
正直子供の相手などどうしていいか分からない自分と、正反対である。
「ねえねえ、おじちゃん私にもそれやって!」
「僕も僕も!」
ヒューズの周りには、既にたくさんの子供が集まってきている。
自分と遊んでくれそうな人を見抜く子供の直感力は、なかなかに侮れない。
「まてまて、順番だ、順番!」
群がってくる子供を上手にあやしながら、ヒューズはくるりとロイのほうを振り返る。
「別にたいした事じゃないだろ?子供に目線をあわせれば、子供なんて自然とよってくるって」
それは十分に才能だと心の中で突っ込みながら、ロイはひきつった笑みを浮かべる。
自分にはどう頑張ったところで、ヒューズのように子供に接する事は出来ない。
だから余計に来たくなかったのだと、ロイは溜息を零さずにはいられなかった。
今日のチャリティーの内容は、村人を通じて軍に報告される。
まぁ、成績に直接関係がないと言えば関係はないが、自分が何も出来ないまま突っ立っていたと報告されるのは誠に不本意である。
さてどうしたものかと、途方にくれていると不意にロイの制服のスラックスを引っ張る手があった。
驚いて下を見れば、金色の子供がロイをじっと見上げていた。
「ん?どうしたんだい?」
誰も近寄ろうとはしない自分に、唯一近寄ってきてくれた子供に驚きながら、ロイは子供の目線にあわせるようにその場にしゃがみ込む。
「・・・・・・・・・」
しかし子供はじっとロイの顔をみるばかりで、一言も言葉を発しない。
「・・・私の顔に何かついているのかな?」
穴があくのではないかと言うほど凝視してくる子供に、ロイは小さく首を傾げる。
「・・・すごいなとおもって」
「ん?」
ようやく口を開いた子供は、きらきらした瞳で見つめてくる。
「あんたのかみ、それにめもだまっくろだ」
「ああ・・・」
子供の言いたい事を悟って、ロイは小さく笑った。
漆黒の髪と漆黒の瞳はこの国では珍しい部類に入る。
同期のヒューズも髪は黒いが瞳までは黒くない。
先ほど村を見渡した限りでは、この村も金髪の髪ばかり見えたので、小さな村で暮らすまだまだ世界そのものが小さい子供には、
ロイの容姿はもの珍しく映ったのかも知れない。
「そうだね。君の村では俺・・・いや私のような髪と目の人はいないみたいだからね」
「うん。まっくろなかみもめもはじめてみた」
「そんなに黒い瞳が珍しいのかい?」
「それもあるけど・・・」
「あるけど?」
怖いとでも言われるのかなと、ロイは苦笑を浮かべた。
今まで出会ってきた人々のなかで、黒は不吉の象徴だと言うものも少なからずいたから、それはもう慣れた反応だった。
しかし、子供の言葉は遙かにロイの予想を裏切るものだった。
「すっごいきれいだなっておもって」
「き・・・きれい?」
いまだかつて言われた事のない言葉に、ロイは目を丸くする。
「うん。だってそんなによるのおそらみたいないろ、おれはじめてみた」
「・・・君はおもしろい事をいうね」
子供はみな闇が苦手なものだと思ってたが、どうやらこの子供は違うらしい。
「おもしろい・・・かなぁ?」
不思議そうに首を傾げる子供に、ロイはくすりと笑う。
「だって、真っ暗なのは君だって怖いだろう?」
「そんなことないよ。だってよるになれば、まっくらになるのはあたりまえだろう?ねるときはいつだってまっくらだし」
「・・・そうか」
そう言われてみればこの村には、まだ電気を引いていると思しき施設が見あたらない。
ならば、この子供にとって暗闇は身近なものなのかもしれない。
だからこそ、恐れるという意識はないのだろう。
「ほんとうにまっくろだぁ・・・」
感心したように呟いた子供は、ぺたぺたとロイの頬に触れると、遠慮なくその瞳をのぞき込む。
「おれのとうさんのへやにあるいしみたい」
「石?・・・黒曜石かなにかか?」
およそ一般家庭にあるものではないが、そう評されるものは黒曜石ぐらいしか思い当たらない。
しかし子供はわずかに考え込むが、ふるふると首を振った。
「わかんない。でもまっくろでとってもきれいだよ。ほかにもいっぱいあるけど、おれはくろいいしもすきなんだ」
確かに子供に黒曜石という単語までは分からないだろう。
ただいっぱいあるという言葉に興味がわいて、ロイは質問を重ねる。
「そんなに君の家にはいっぱい石があるのかい?」
標本か何かだとしても、そんなものを持っている家は珍しい。
ましてやこんな田舎を絵にかいたような村に、生活に何の役にもたたないであろうものを持っている人がいるなんて。
「うん。おれのとうさんはれんきんじゅつしだから」
「錬金術師!?」
事も無げに呟かれた単語に、ロイは思わず驚いてしまう。
「うん。でもずっとまえにでていっちゃったから、いまはいないけどね」
「・・・そう・・・か」
わずかに寂しさを滲ませる子供に、ロイはどう返していいか分からない。
子供と接する機会などなかったロイに、子供の慰め方など知るよしもない。
「まぁおれにはかあさんもいるし、おとうともいるから、べつにとうさんがいなくてもいいけどな」
「そう」
子供なりの強がりをいう姿に目を細めたロイは、子供の金色の頭をそっと撫でた。
それは先ほどまで子供にどう接したらいいか分からないと言っていたロイからは想像もできない、自然な手つきだった。
「きみは強くていい子だね」
きっとこの子供の家庭は父親がいなくとも暖かいものだろうと思って、その幸せが続くようロイは願う。
見ず知らずの子供だとしても、子供には笑顔でいてもらい。
「やめろよ、くすぐったいよ」
頭を撫でる手がくすぐったいのか、身をよじって子供は逃げる。
「そうだ、あんたにいいものみせてあげる」
ロイから距離をおいた子供は、子供らしい唐突さで何かを思いついたらしくロイを手招く。
「・・・何を見せてくれるのかな?」
先ほどまでのぎこちなさはどこにいったのか、すっかり子供と接する事に慣れたロイは子供の手招くままについていく。
人が集まる広場から離れた子供は、おもむろに地面に何かを書き始める。
何か落書きでも始めるのだろうかと思っていたロイが、驚きに目を見開くのは数分後のことだ。
「・・・これは!」
「これはまだかあさんにしかみせてないけど」
そう言って子供が書いたものはいびつではあるが、紛れもない錬成陣。
広場に生えている木の下に落ちていた枝をいくつか拾った子供は、それを陣の中心におくと勢いよく手をついた。
わずかな錬成時特有の光が走ると、その陣の上には気で出来た木馬が出来ている。
歪であるのは否めないが、それは先ほどまで間違いなくただの棒きれだったもの。
ロイの脳裏に先ほど子供が、父親が錬金術師だと言っていた言葉がよみがえる。
「君は・・・錬金術が使えるのか?」
「とおさんのまねをしているだけだから、まだうまくできないけど」
「真似って・・・」
錬金術は見よう見まねでできるようなものでは到底ない。
それはこの子供が途方もない才能を秘めている証に違いない。
「でもどうしてもかたちがわるくなっちゃうんだ。かあさんにもっときちんとしたかたちになったものをあげたいのに」
できあがった木馬をみて、しょんぼりとしてしまった子供にロイは苦笑を浮かべる。
「錬金術が使えるというだけで、君は本当にすごいと思うけどね」
そうつぶやきながら、ロイは子供が描いた陣を見つめて子供を手招きする。
「そうだね。形が歪になってしまう原因はココ・・・かな」
子供が陣をのぞき込んだのを確認すると、ロイは子供の書いた構築式の一部を書き直す。
「え?わかるの!?」
純粋に驚く子供の表情に、ロイは小さく頷いた。
「分かるよ。私もこう見えても錬金術師だからね」
「・・・そうなんだ!?」
尊敬のまなざしで見つめてくる子供に、ロイは陣を指さす。
「物を作るのならば、ここはこの式にした方がいい。さぁ、もう一度やってみるといい」
「うん!」
元気に頷いた子供は急いで材料を集めると、再度錬成陣に手をおいた。
果たして錬成された木馬と言えば。
「すごい!きれいなかたちにできた!」
今度こそきちんと作られた木馬に、子供が喜びの声をあげる。
「ほら、ちゃんとできただろう?」
「うん!ありがとう!!」
子供が大きく頷いた時。
「おーい、ロイ、そろそろ帰る時間だぞー」
相変わらず子供をを背にぶら下げたままのヒューズが、姿の見えなくなったロイを呼びにきてしまった。
「っと、もうそんな時間か」
子供と接している時間が楽しくて、思ったよりも時間が経過してしまっていたようだ。
「ヒューズ、こっちだ」
立ち上がったロイはヒューズに分かるように手を振った。
「・・・なんだこんなところにいたのかロイ。こんな小さな子供と一対一でデートなんてなかなかやるなぁ」
「・・・何をバカな事を言っているんだ」
にやにやしているヒューズを小突くと、再びロイのスラックスが引っ張られる。
「・・・もうかえっちゃうの?」
寂しそうな子供の声にロイは驚く。
いまだかつてこれほど子供に懐かれた事など無かったから。
「なんだなんだ、ずいぶん気に入られたなぁ」
楽しそうに笑うヒューズを一睨みすると、ロイは膝をついて子供と目線をあわせる。
琥珀の瞳にはじんわりと涙が浮かんでいた。
「私はもう帰らなければならないけれど、君とお話できて楽しかったよ」
「うん。おれもたのしかった・・・。ねぇ、またおはなしできる?」
子供の質問にロイは僅かに言葉に詰まる。
多分この子供にあう事は、二度とないだろう。
だけど。
今にも泣き出しそうな子供にそんな残酷な事実を告げて、いったい何になるというのか。
「ああ。きっとまたいつか」
ふわりと笑いながら、ロイは子供に嘘をつく。
「その時は、もっといっぱいお話をしよう」
ロイに頭を撫でられて、子供は大きく頷いた。
しかし、子供は最後の最後にとんでもない事を言い出す。
「うん。やくそくだよ!おれぜったいあんたにあいにいくから。そうしたら・・・おれのおよめさんになってね!」
満面の笑みで言われた言葉の意味が分からず、ロイの子供を撫でいた手が止まる。
「・・・は?」
「おいおい、最近の子供は熱烈だなぁ〜」
爆弾発言をする子供にロイが硬直すれば、楽しいことが大好きなヒューズはくつくつと笑いをかみ殺している。
「だってうぃんりぃがいってたんだ。だいすきなひとといっしょにいるにはおよめさんにすればいいって!」
得意そうに言う子供は、何かを大きく勘違いしている。
「だから、おれあんたをおよめさんにするんだ!」
「そうかそうか。坊主、大きくなったらロイのことちゃんと迎えにきてやれよ」
「うん!」
「ヒューズ、何を勝手な事を言っている!」
無責任な事を言うヒューズにロイが憤慨すると、ヒューズは子供に聞こえないような声で囁く。
「あのなぁ。いちいち子供のいう事を本気にしてどうするよ。もう時間もないんだし、話あわせとけ」
「・・・そ・・・そういうものなのか?」
子供と接する機会のないロイには、判断基準がない。
あれほど子供と遊ぶことに長けたヒューズのいう事なのだから、ここは素直に従うべきなのだろうか。
腑に落ちないものを抱えつつ、ロイは結局子供と将来の約束をして分かれたのだった。
「大佐?」
のぞき込んでくる金色の瞳に、過去を振り返っていたロイははっと我に返る。
鮮やかな金色はあの頃と何一つ変わっていない。
「・・・んだよ、人と話しているのに、上の空かよ」
「上の空とは失礼な、きちんと聞いていたよ」
「どーだか」
胡散臭い笑みを浮かべるロイに、エドワードはため息を落とす。
「で。先ほどの回答は?俺、あんたにあったことあったよな?」
「無いと言っているだろう?私が君と出会ったのは、書類不備でリゼンブールに行ったあの時が初めてだよ」
・・・言える訳がない。
あのとき子供と交わした約束が、きちんと果たされてしまっていたなんて。
そんな恥ずかしいこと、絶対に言える訳がなかった。
だけどロイだって最初から気がついていたわけでは無いのだ。
そんな士官学生時代の事などとうに記憶の底だったし、再開した場面はとてもそんな事を悠長に思い出せるような時ではなかったから。
エドワードが国家錬金術師となり、自分の部下としてようやく落ち着いてきた頃。
不意に見せた無防備な笑みが、不意に過去の記憶と重なって思い出したのだ。
それから鮮明に思い出される過去に、しばらくロイが頭を抱えたのは言うまでもない。
「本当に?なんか俺あんたに会ったことある気がするんだけど・・・」
「誰かとの勘違いだ」
「・・・その即答が嘘っぽい」
相変わらず疑いの眼差しを向けてくるエドに小さく笑って。
ロイはちゅっと音を立ててエドワードの唇に自分の唇を重ねる。
「なっ!?」
突然のロイの行動に目を白黒させるエドワードに、ロイは艶やかに笑って見せる。
「酷いな鋼の。私というものがありながら、そんなに過去の人間が気になるのかね?」
「え・・・いや、別に過去の人間を気にしてるわけじゃなくて、そりゃ俺にはあんたが一番だけど・・・」
しどろもどろと言い訳をするエドワードは、ロイに話を逸らされた事に気が付かない。
(頼むから鋼の、あの事は一生忘れていてくれたまえよ?)
クスリとロイは人の悪い笑みを浮かべるのだった。
END
これはまるともさんと、管理人の地元のお蕎麦屋さんにお蕎麦を食べに行った時の事。
その日は丁度子供のお祭りと重なっていまして、
ボランティアで参加しているであろう、楽器を演奏しているお兄ちゃん三人組が子供に取り囲まれてる姿を発見しましてね。
勿論子供たちは演奏の邪魔したりはしないのですが、あんな近くでガン見されてたらさぞかし演奏しにくかろう・・・と思ったのが元ネタです。
なんか元々は子供たちにガン見されて困り果てる大佐を書きたかったのですが、気が付いたら結構違う話になってしまいました。
管理人としては楽しく書けたのですが、まるともさんには最初のやり取りが良かったと言われたので、
子供時代の部分は蛇足かーい・・・的な( p_q)エ-ン
お粗末様でした<(_ _)>