それぞれの冬 そのB

カナン「寒ッ!・・・・ここのところ、すっかり寒くなったな・・・。こういう日は恋人同士一緒に温まりたいものだ・・・」
セレスト「カナン様。失礼します」
カナン「おお、セレスト。丁度良いところにきた。今日は一段と寒い。こういう日は・・・」
セレスト「ええッ!?カナン様!!寒いんですかッ!?そんな薄着でいらっしゃるからですよ!それでは、私が来ていたもので申し訳ないのですが、取り敢えずこのコートを羽織って・・・」
カナン「いや・・・セレスト・・・。そーゆー事ではなく・・・・」
セレスト「え?まだ寒いんですか?いけない、もしかしたら、お風邪を引かれたのかも・・・。私、ちょっと薬を貰いに行ってきます!!」
カナン「いや、だから・・・」
セレスト「カナン様!私が戻るまで、暖かくしていてくださいね!」
カナン「恋人どうし寄り添って暖めたいなーと・・・って、もういない・・・。」
カナン「・・・・・・・・セレストめ、鈍感すぎるぞ(泣)」