「行きなさい。自分の選択に後悔のない道を」
月の無い闇夜を思わせる真っ黒な瞳が、僕をまっすぐ見つめてそう言った。
ああ、この人の瞳はいつも変わらない。
強くて、まっすぐで、そして優しさに満ちていて。
そうだ、僕はこの眼差しを知っていたはずだ。
彼は、僕たち兄弟を絶望から救い出してくれた人。
その身に与えられた銘のように、心に熱き焔を宿す彼の人の名は・・・。
不意に僕の中で堰を切ったように、今まで曖昧だった記憶たちがあふれ出す。
今までバラバラだった僕の記憶の欠片が、全て一つに繋がって行く。
それはぼんやりとした視界が不意に開けるように、一瞬にして鮮明さを取り戻していく。

――――――思い・・・出した・・・・・。

兄さんと一緒に旅した日々。
旅の中で出会った人々。
辛かったことも、苦しかったことも、たくさんあったけど・・・、それ以上に僕達は大切なものをたくさん手に入れた旅・・・・。
今なら分かる、この僕の目の前に立つ人のことも。
彼は、僕たち兄弟を守り、ここまで導いてくれた人。
彼の名は、ロイ・マスタング。
兄さんにとっても、僕にとっても、大切な大切な掛け替えの無い人だ。
辛い旅の途中で、立ち止まりかけた僕たち兄弟を、時には厳しく、そして時には優しく背中を押してくれた。
本当に僕たち兄弟は、大佐に助けられてばっかりだった。
今もまた僕の迷いを断ち切ってくれたことに感謝しながら、僕は漆黒の瞳を見つめて大きく頷いた。
「はいッ!!」
そうだ、迷う必要なんてない。
僕が錬金術を学んだのも、こうして兄さんと同じ格好をしているのも、すべては兄さんにもう一度出会うためだったんだ。
やっと・・・やっと会えたのに、このまま別れるなんて納得できるもんか。
兄さんがまたあっちの世界に行くと言うのなら、一人でなんて行かせやしない。
僕には兄さんが必要なんだ、どこまでだってついていってやるんだ。
決心を固めた僕は錬成を行うため両手を合わせると、兄さんをのせた飛空艇を見つめた。
・・・・・・・大丈夫。これくらいの距離なら、僕の錬金術でも十分届く。
僕は兄さんと共に行ける。
「ありがとうございました。マスタング大佐」
背中に僕を見つめる暖かい眼差しを感じながら、錬金術を発動させるため床に手を着いた僕は、大佐にそう告げた。
一瞬の沈黙の後、大佐は不思議そうに僕に問いかけた来た。
「アルフォンス君・・・・まさか」
さすが大佐、あの一言で僕の変化に気が付くなんて。
相変わらずの洞察力の鋭さに、僕は舌を巻く。
「はい。大体のことは思い出したみたいです」
隠す必要もないから降り返ってあっさりと大佐の疑問を肯定してみせた僕に、大佐の切れ長の瞳がわずかに見開かれた。
もっと色々話したかったけど、残念ながら錬金術によって作り上げた床が僕の身体を兄さんが乗る飛空艇へと運んでしまったから、大佐との会話は打ち切られてしまった。
「でも、貴方はこれで良いのですか?」
兄さんが乗る飛空艇へと無事飛び移ることに成功した僕は、振り返ってそう大佐に問いかけた。
このまま兄さんを行かせてしまってよいのか、と。
時間があまり無いのは分かっていたけれど、どうしてもそれだけは聞いておきたかった。
直接二人の口から聞いたことは無いけれど、兄さんと大佐がお互いに相手を深く想いあっていたのは知っていたから。
僕の問いかけに、大佐はわずかに端正な顔を歪ませた。
この別れが永遠の別れになってしまうことは、大佐にも痛いほど分かっているのだろう。
互いの世界の門を壊せば、世界を隔てた兄さんと大佐は二度と会うことは叶わない。
だったら、なおさら一緒にこなくていいのかと。
「貴方と兄さんは――――――」
だけど、続く僕の言葉を大佐は静かに首を振って遮った。
「いいんだ。鋼のがあちらの世界でやることがあるように、私にはこちらの世界でやらねばならぬことがある」
私のことは構うな・・・と、痛みを耐えるような表情でそう告げた大佐に、僕はそれ以上何もいえなかった。
悲しい表情を浮かべる大佐に、僕の胸が締め付けられる。
どうして――――――。
どうして、兄さんと大佐はこんなところまで一緒なのだろう。
いつも自分の主張は絶対通すというような生き方をしているくせに、最後は必ず他人の幸せを優先する。
まるで自分たちには幸せになる資格が無いかのように、自分たちの事はいつも後回しで。
本当に不器用だよね。
大佐を置いてあちらの世界に行く事を選んだ兄さんも。
兄さんについていかずに、こちらの世界に残る事を選んだ大佐も。
「・・・・・・・鋼のを頼むぞ。アルフォンス君」
大佐はどれ程の痛みに耐えて、その言葉を口にしたのだろう。
静かに告げる大佐に、僕はそれ以上何も言うことが出来なかった。
最後まで毅然たる態度をとる大佐に、その揺るぎない強さに、僕は出かかった未練がましい言葉全てを飲み込むしかなかった。
兄さんと大佐がくだした選択に、これ以上僕が口を挟む権利は無いと思ったから。
「・・・はい」
小さく頷く僕に、大佐が安心したように微笑む。
今度は僕が、大佐の為に兄さんを守ってみせます。
そしていつかきっと、兄さんと共にこの世界に戻ってくることを誓うから。
だから、どうか悲しまないで。
僕は大佐の悲しむ顔を見たく無い。
「さよなら」
今は別れを告げることしか出来ないけれど、別れの言葉は再びめぐり合うためでもあることを忘れないで。
もう一度会えたることが出来たのなら、今度こそ僕達は大佐の傍にいたいんです。
絶対にこれを最後の別れなんかにするものかと、固い決意を胸に秘め大佐に背を向けた僕は、兄さんがいる飛空艇の中へと足を踏み入れた。


            ◆  ◆  ◆   


大佐に別れを告げて、僕たちがこちらの世界にやってきてから一年以上の時が過ぎた。
初めは錬金術が一切使えない世界に戸惑ったりもしたけれど、いまではこっちの生活にもすっかり慣れた。
「ね、兄さん今日はこの町で休む?」
こちらの世界でも家を持たない僕達は、各地を転々として過ごしている。
元々アメストリスでもずっと旅暮らしだったから、その辺は慣れたものだけど。
「兄さん?」
呼びかけても返事の無い兄さんを不思議に思い、兄さんを見れば兄さんはぼんやりと人の行きかう通りを見つめていた。
なんとなく兄さんの視線の先に僕も視線を向けてみれば、視線の先には黒髪の人物が、友達らしき人と楽しそうに笑っていた。
横を向いているその顔ははっきりとは見えないけれど。
落ち着いた物腰が、少しだけマスタング大佐に似ていた。
ツキンと小さく僕の胸が痛む。
「・・・・・兄さん」
「な・・・なんだ!?アル!?」
少しだけ痛む胸を無視して、改めて兄さんを呼べば、漸く我に返ったのか慌てて返事をしてくる。
「なんだじゃないよ・・・今日はこの町で休むか?って聞いてるのに・・・。早く宿を決めないと、一杯になっちゃうよ」
「ああ・・・悪ぃ・・・。そうだな・・・そろそろ日も暮れてきたし、今日はこの町で休むことにするか」
呆れたような僕の声に、兄さんはばつが悪そうな顔で頷く。
その表情はいつもと変わらないのだけれど・・・。
「兄さん」
「何だ?」
「あの人、マスタング大佐に似ているね」
「・・・・・・・・・・・えッ!?」
突然の前触れも無い僕の質問に、兄さんが息を呑むのが分かった。
その態度は、僕の考えが気のせいなんかじゃないことを示していた。
「兄さん・・・やっぱりマスタング大佐に会いたいんだ・・・」
「・・・・な・・・・何を馬鹿なこと言ってんだよ、あんなヤツ顔を見ないで済んで、せーせーしてるんだぜこっちは!!」
ああ、どうして兄さんは大佐の事となると、こんなに意地っ張りなんだろう。
今日だけじゃない、兄さんは度々意識を遠くに飛ばしていることに気がついていないんだろうか?
その時に誰の事を考えているかなんて、思い当たる人物といえば一人しかいないのに。
慌てて首を振る兄さんに、僕はずいっと近寄った。
「嘘。兄さん本当は大佐と一緒に居たかったんじゃないの?」
「アル・・・気持ちの悪いこと言うなよ・・・。なんで俺があの嫌味を量産する口しか脳のない男と、一緒にいたいなんて思わなきゃいけないんだよッ!?」
兄さんはあくまでも白を切りとうそうとしているけど、その口調には動揺が現れまくっている。
今まで気がつかない振りを続けていたけど、もう誤魔化すのはそろそろ終りにしよう。
僕にはずっと考えていたことがあるんだ。
いつ言い出すべきかずっと迷っていたけれど、せっかくの機会だし、言い出すチャンスは今しかないと思うんだ。
「兄さん・・・そろそろ本当の事を話そうよ。本当は、帰りたいんじゃないの?アメストリスに・・・ううん、大佐のところに・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
僕の言葉に、兄さんはふいっと視線を逸らし俯いた。
兄さんが視線を逸らすのは、いつも図星を突かれた時の癖だ。
「だって・・・もう、帰れないじゃないか・・・」
僅かに迷った後、兄さんはこれ以上誤魔化すことを諦めたのか、小さくため息を落としおもむろに口を開いた。
「・・・兄さん?」
不意に顔を歪めた兄さんは、とても悲しそうに呟いた。
「門はもうないんだ・・・。もう二度と・・・俺たちがアメストリスの地を踏むことは出来ないんだ・・・」
「そのことなんだけど・・・。兄さん・・・もう一度・・・もう一度僕たちで門を作れないかな?」
「はぁッ!?アル・・・お前何言ってんだ!?」
突然の僕の提案に、兄さんは弾かれたように顔を上げると、素っ頓狂な声をだす。
「だって・・・兄さん、門を作っていた錬成陣まだ覚えているんだろう?それをもう一度作れれば・・・」
「馬鹿言うな!!お前は、また戦火をアメストリスに持ち込むつもりか!?」
皆まで言わせず、僕の言葉を遮って兄さんが叫ぶ。
「兄さん・・・声が大きい・・・」
あまりの大声に、周りを行きかう人々が何事かと僕たちに視線を向ける。
まあ、こんな物騒な時代だから、あえて自分から揉め事に首を突っ込もうなんて物好きな人はいないみたいだけど。
視線を向けるだけで関わってはこようとしない人々に安堵しながら、兄さんは僕の首に手を回し顔を近づけるとひそひそと話を続ける。
「アル・・・お前自分で何言ってるか分かってるのか?俺たちがこの世界に来たのは、二度とこちらの争いをアメストリスに持ち込まないためだ。それなのにまた門を開いたら同じことの繰り返しじゃないか」
「だから・・・何もまったく同じ門を作ろうなんて言ってないじゃないか。もっと研究して僕たちだけがアメストリスに帰れる門って、作れないかな・・・?」
「俺たちだけが・・・帰る・・・門?」
「そうだよ。もう一度あの錬成陣の構築式を組みなおして、あんな大きな門じゃなくて僕たちだけが通れる小さな門を作り直すんだ」
その提案に、僕の首から手を離して、兄さんはポカンと僕を見つめる。
何その予想もしなかったっていう顔は?
しかしあっけにとられたように兄さんが僕を見ていたのはほんの僅かな時間で、直ぐに眉根を寄せて難しい顔になるとなにやらブツブツとつぶやき始める。
「錬成陣の組みなおし?・・・いや、理論上では成り立つのか・・・?・・・・・修正が必要なのは・・・・」
多分あの錬成陣を思い出しながら、構築式を練り直しているんだろう。
顎に手を当てながらなにやら呟いている兄さんの頭の中では、今もの凄いスピードで構築式が組み立てられているのかも知れない。
「・・・・・確かに・・・理論的には、もう一度錬成陣を作り直すことは出来るかもしれない・・・・でも・・・」
「でも?」
言い淀む兄さんに、僕は先を促すように顔を覗き込む。
「アメストリスに俺たちを引き寄せる力はどうするか・・・だ。あの時は、アル、お前が俺を呼び戻してくれた。だけど・・・今度は・・・」
「なんだ・・・そんなことか」
兄さんの言葉を遮って、僕はにっこりと笑って見せた。
あんまり兄さんが難しい顔してるから、どんな難しいことかと思っちゃったよ。
「あっちには大佐がいるじゃない。きっと、マスタング大佐が僕たちを・・・、兄さんのこと引き寄せてくれるよ」
「・・・・・・・大佐は、まだ、俺の事必要と思ってくれてるのかな・・・」
「・・・・・兄さん?」
寂しそうに微笑む兄さんに、僕は何を当たり前の事を言ってるんだと思うけど。
どうやら、兄さんの考え方は違うらしい。
「お前も大佐の顔見ただろう・・・?あの眼帯を。アイツがあんな大怪我を追うほどの戦いをしていたとき、俺はといえば、大佐を助けるどころか自分の事で手一杯で・・・」
思い詰めたような瞳で、兄さんはポツリポツリと言葉を紡いでいく。
「ずっと傍についてるなんて言ってたのにな・・・漸くアメストリスに戻ったのに、またあいつを置いてきちまった。ホント・・・自分勝手だよな俺・・・」
そうか・・・と。
自嘲の笑みを浮かべる兄さんを見て、僕は漸く兄さんがアメストリスに戻る事を、言い出さなかった理由に思い当たる。
きっと兄さんもアメストリスに戻りたいと、ずっと思い続けてきたのだ。
だけど、もし大佐が兄さんのいない間に他の誰かを選んでいたら・・・と思うと、現実を見る勇気が持てなかったのだ。
それほど深く大佐は兄さんの中に、深く深く根付いているのだ。
「・・・・・・・そんなに大切なら、かっさらってきちゃえば良かったのに」
あの別れの時、あまりにもあっさりと大佐の元を離れた兄さんの強がりを、今更だとは思うけど呆れられずにはいられない。
少しだけ責める口調になってしまった僕に、兄さんは唇を尖らせて拗ねたように言い返す。
「俺だって、出来ることならそうしたかったさ。でも・・・あいつが、簡単にかっさらわれくれるようなたまかよ」
「・・・・・・・」
ま・・・・まぁ、確かに。
もっともな兄さんの反論に、僕も思わず返す言葉を失う。
「自分で決めた事は、絶対最後まで曲げたりしないんだ・・・あいつは」
言って大佐を思い出しているだろう兄さんが、クスリと漏らす笑みは限りなく優しいものだった。
「・・・・・そうだね。でも・・・僕は、きっと大佐は兄さんのこと待っていてくれていると思うよ?」
兄さんは直ぐに飛空挺の中に戻ってしまったから知らないだろうけど・・・。
兄さんを見送る大佐は、本当に寂しそうだったんだよ?
だから僕は、いつかきっと兄さんとアメストリスに戻って見せると、あの時心に決めたんだから。
「でも・・・」
「でもも何もない!」
まだぐたぐたと言っている兄さんを、僕は思わず一括する。
どうして兄さんは、自分の幸せを選ぶことにこんなに臆病なんだ!!
・・・・・・・兄さんはずっとずっと、僕の為、世界の為、辛い選択をしてきたんだから。
今度こそ、僕は自分の幸せを選んで欲しいんだよ。
「後悔してるなら、アメストリスに戻ってちゃんと大佐に謝ればいいじゃない。あの時はごめんなさいって。これからは一緒にいてほしいって。何のために僕たちには言葉があるんだよ!!」
「・・・・・・・・・アメストリスに戻る・・・。本当にそんな事が可能なのかな?」
「まだ何もしてないうちから諦めるなんて、兄さんらしくないよ。僕も出来る限りのサポートはするから。だから・・・ね、挑戦して見ようよ・・・アメストリスに帰るための門をつくることに」
「・・・・・・・・そうだな」
ほんの僅かな沈黙の後、小さく頷いた兄さんが、にやりと笑みを浮かべる。
その不敵な笑みは、いつもの兄さんのもので。
先ほどまでの悔恨の念にかられていた、悲しげな雰囲気は欠片もない。
「・・・何もしないうちから立ち止まるなんて、俺らしくないよな」
「・・・・・・うん!」
大きく頷いた僕に、兄さんは満足げに笑うと、
「よっしゃ!そうと決まったら、善は急げだ!!アル、今日はこの町に泊まるのは中止だ!!」
そう告げるなり、がしっと僕の襟首を掴むと、ずるずると引っ張り始めた。
「え?ちょ・・・ちょっと兄さん?」
一体何をするつもりなのと問いかければ、先ほどまで悩んでいたのが嘘のような晴れやかな表情で兄さんは言った。
「錬成陣を書くとなったら、それなりの場所が必要だろう?だから、その場所を探しにいくんだ!こんなところで呑気に休んでなんていられないぞ!!」
・・・・どうして、兄さんってこう極端なんだろう・・・・・・。
だけど、こうして目標に向かって突き進んでいる方が、兄さんらしい言えば、兄さんらしいのかも。
きっと、僕たちがアメストリスへ帰れる日は、そう遠くない。
そう確信を抱きながら、僕は取り敢えずやる気になってくれた兄さんに引きずられるまま、町を後にするのだった。




そして、数ヵ月後。
僕は兄さんが起こした奇跡を目の当たりにするのだ――――――。



                                           END


ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました〜。
昨年夏に「君がいる未来へ」を書き上げてから、既に随分時間が経過してしまいましたが。
こちらがあとがきでちょっろっと書きたいともらしていた、アルサイドの話しになります。
アルサイドだけに、エドロイ的絡みはありませんが、エドロイの雰囲気は出るように書いたつもりです。
あくまで雰囲気だけですが・・・・(汗)
エドロイ甘々〜を期待されていた方には、大変申し訳なく・・・。

でも、本編の「君がいる未来へ」は、(後半は違いますが)前編を大佐視点で書いてしまった為、
書ききれなかった、エドとアルの思うところを書いてみたかったのですよ〜。
・・・・・・・・・・・・・。
そうなのです。
実はこれには、(これまたいつ出来るか分かりませんが)エドサイドの話しもありまして・・・。
本編ではひょっこり帰ってきたように見えるエドですが、実は色々苦労があったりするわけなのです。
帰る気になるまでに至った経緯は、アルサイドで大体書いたので、後はエドが大佐の元に帰るまでなのですが。
ぢ・・・ぢつは、本編を読んでくださった皆様から「大佐の声が聞こえたって・・・エド妄想癖でもあるんですか?」と
突っ込まれまくってまして・・・。
ち・・・違うんだー!!ちゃんと声が聞こえたって言うシーンもあるんだよ〜〜〜(><)ノ
というわけで・・・そこのところは、ちゃんと書きたいな・・・と、思っているわけです。
このようにそれぞれの視点から文章を作っていくって、管理人的に初の試みなので、色々試行錯誤はあるのですが
とても楽しく書いてます。
基本的に一人称の文章が下手な管理人ですが、ちょっとアルは書いててはまりました(笑)
なんかアルって、健気で可愛いですよね〜(いや、管理人の文章ではうまく健気さが出ていないとかは、ちょっとおいておいて)
こんな健気な子が攻めだったら、さぞかし素敵かもv
やっぱり、アルロイ・・・一度は書くべきだよな・・・とかしみじみ思ってしまいました(笑)

最後に、一応この小説は「君がいる未来へ」のサイドストーリーに当たるので、本編と重なるシーンは
なるべく本編で使用していた台詞を使うようにしてあります。
大佐がこう言ったとき、アルはこんなこと感じていたのね〜というつくりに一応したつもりなのですが。
未熟ゆえ、きちんと重なっていない部分も多々あるとは思いますが、そこは皆様の広いお心でご容赦くださいませ。